清水サッカー協会/静岡県サッカー協会中東部支部

第8回スポーツ医科学「サッカー選手の食事」

会報誌 第23号より

選手達は大会に照準を合わせ、ベストコンディションで試合に臨むために、試合何時間前に、何をどれだけ食べたらよいかを考え、実践することでしょう。

なぜなら、食事だけで試合に勝つことはできませんが、食事が悪くて試合に負けることがあるからです。

今まで積み上げてきたサッカーの技術をすべて出し切ることができるように、がんばってもらいたいものです。わが日本チームの活躍を期待しましょう!

ところで、読者の皆さんは、サッカーを楽しむのと同じくらい、食事も楽しく、おいしく、そして賢く摂っていらっしゃりますか?

筆者は、チャイルド、少年団の選手からプロのJリーガーまで幅広い選手の食事を見させていただいておりますが、意外と食事が疎かな選手が少なくありません。

例えば、夕方の練習が終わってコンビニに立ち寄り、清涼飲料水やスナック菓子を食べてしまい、夕飯を少ししか摂れない選手。

あるいは、夜遅くに油っこい夕食をたべた為、胃がもたれて翌朝の食事が十分にとれない選手。
サプリメントを摂っているからといって欠食・偏食の多い選手、等々。このような食生活ではちょっと心配です。

私たちの体は、食べ物からできています。筋肉、骨、爪、髪の毛…、すべての材料は食べ物なのです。

ですから、活動量に見合った食事を摂ることが、元気に過ごすためには重要ですし、ましてやサッカーの競技力向上を目指そうと思うのなら、なおさら食事についても配慮することが大切なのです。

では、一体どのような食事を摂ったらよいのでしょうか?

一般の方がごはんやパン、麺類などの「主食」、肉・魚・卵・大豆製品を使った「主菜」、野菜や海草・きのこなどを使用した「副菜」をそろえた食事を心がけてらっしゃるのに対し、日常的にスポーツを行っている皆さんの場合には、それらに「汁物、果物、乳製品」をプラスした「スポーツ選手の食事基本スタイル」を毎食揃えることが重要です。

そうすることにより、栄養の「質」と「量」を確保することができます。

そして暑くなるこの時期、食事と共に重要なのが水分補給です。

運動中の頻回少量の給水のみならず(15~30分間隔でコップ半分から1杯程度)、運動前(30~60分前に500ml程度の給水)や、運動後の水分補給もしっかりと行ってください。

冒頭お話したように、食事だけで勝つことはできませんが、食事が悪いと練習中に集中力を欠いてケガを招いてしまったり、風邪をひきやすくなったりしてしまいます。

ぜひ、「食事もトレーニングの一つ」と位置づけて、運動量に見合った食事を摂るように心がけましょう!

※公式ホームページ http://www.shoku-sports.jp/

オフィスしょくスポーツ主宰 管理栄養士  古旗照美